落語「馬のす」の舞台を行く 八代目桂文楽の噺、「馬のす」(うまのす)
右写真;東京競馬場の白馬
■釣り(つり);
釣糸を垂らし、その先に結びつけた釣針に魚をひっかけて捕えること。
■本テグス(ほんてぐす);ナイロンなどの科学繊維が登場する以前、2種類の釣り糸が大きな柱となる時代が続いていました。
“テグス”はまさに天があたえてくれた糸であり、それなればこそ放置しても土に還り無公害で環境汚染もないわけです。
戦後、ポリエチレン製やフルオロカーボン製もあり、ナイロン製が一般的な釣り糸になりました。
■紙一帖(かみいちじょう);紙・海苔などの一定の枚数を一まとめにして数える語。美濃紙は48枚、半紙は20枚、海苔は10枚を1帖とする。
■枝豆(えだまめ);未成熟な大豆を収穫したもの。現在は大豆も枝豆もその製品が最上のものになるように、品種も種も違います。
文楽が食べる枝豆は、その仕草が絶品で観ているお客から、感嘆のため息が漏れるほどです。
■並河の家(なみかわのうち);八代目文楽は本名、並河益義で、自分のことを言っています。
■モモを切った奴が3年の刑になり、お尻を触ったのが8年の刑だ;苦しいが、桃栗三年柿八年のもじり。
2015年1月記
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