落語「貧乏神」の舞台を行く 小佐田定雄作 桂枝雀の噺、「貧乏神」(びんぼうがみ)より
■貧乏神(びんぼうがみ);民間で、人を貧乏にさせると信じられている神。小さく、痩せこけて色青ざめ、手に破れた渋団扇を持ち、悲しそうに立つという。貧鬼。窮鬼。
■死神(しにがみ);人を死に誘うという神。人に死ぬ気を起させる神。落語「死神」をご覧下さい。
■頭陀袋(ずだぶくろ);頭陀の僧が経巻・僧具・布施物などを入れて首にかける袋。頭陀。死人を葬るとき、その首にかける袋で、雑多な品物を入れて運ぶ、簡単なつくりの布製の袋。
■巾着(きんちゃく);布・革などでつくり、口をひもでくくり、中に金銭などを入れて携帯する袋。
■貧乏削り;おもに鉛筆を両端ともに削って使用することを意味する俗語。
■道具箱(どうぐばこ);大工道具一式が入った工具箱。
■疫病神(やくびょうがみ);疫病を流行させるという神。転じて災難をもたらすとして嫌われる人。
■八百万の神(やおよろずのかみ);神様の数がきわめて多いこと。
歌川国久画 『大社縁結図』 古代出雲歴史博物館蔵 八百万の神が集まり男女の組み合わせをしている。
■餞別(せんべつ);遠くへ旅立つ人や転任・移転する人などに、別れのしるしとして贈る金品。また、それを贈ること。はなむけ。
2016年3月記 前の落語の舞台へ 落語のホームページへ戻る 次の落語の舞台へ |