落語「ハナコ」の舞台を行く 立川志の輔の噺、「ハナコ」(はなこ)より
■志の輔の新作落語;古典は当然やるのですが、この新作落語が抜群に良いのです。2004年に「志の輔らくご in パルコ VOL.9」で初演した新作落語『歓喜の歌』は映画化され、2008年2月に公開(右、映画ポスター)、志の輔自身も落語家役で短く出演した。毎年、新作落語の会「志の輔らくご」を開催し、好事家だけのものではない新感覚の落語を提案している。各種メディアに取り上げられることも多く、新たな落語ファンをも発掘。独演会や落語会など「チケットの取りにくい落語家」の代表格になっています。
■女将(おかみ);料亭・旅館などの女主人。
■雪舟(せっしゅう);(1420~1506?)雪舟等楊(とうよう)。室町後期の画僧。諱(イミナ)は等楊。備中の人。早く相国寺に入り、春林周藤について参禅し、画を周文に学んだ。1467年(応仁元年)明に渡り、本場中国の自然と水墨画技法を学び、69年(文明元年)帰国。周防山口に住み、その庵を雲谷(ウンコク)庵と称。宋・元・明の北画系の水墨画様式を個性化し、山水画・人物画のほか装飾的な花鳥画をもよくした。作品に国宝「山水長巻」(山口県・毛利博物館蔵)、国宝「破墨山水図」(東京国立博物館蔵)、国宝「天橋立図」(京都国立博物館蔵)など。
■テレビ鑑定団;古今東西の名品(?)を鑑定するTV番組、「なんでも鑑定団」のもじり。
■心付け(こころづけ);チップ。祝儀として金銭などを与えること。また、その金銭など。
■源泉掛け流し(げんせん かけながし);湧き出た温泉をそのまま浴槽に入れて1度用いただけで捨ててしまうこと。元湯のつかいすて。
間欠泉については、江戸後期に著された京山人百樹 編、岩瀬京水・渓斎英泉・歌川国安 画図の「熱海温泉図彙(ずい)」(1830年、上図)にも、その迫力ある噴出の様子が描写されている。
■黒毛和牛(くろげわぎゅう);和牛と名乗ることのできるのは、「黒毛和牛」「褐毛和牛」「無角和牛」「日本短角種」の4品種の純血個体のみ。その黒毛和牛は、和牛の代表格と言い、和牛品種の中で肥育頭数が最も多く、生産されている和牛の90%を占めます。霜の降り具合、肉の色味、締まりなど肉質が大変良く、キメの細かく光沢があり、よく締まった赤身で歯ざわりも滑らか。右:黒毛和牛の切り身。
■国税庁(こくぜいちょう);内国税の賦課・徴収を主たる任務とする大蔵省の外局。税務署の親玉。
■オーストラリア産の牛肉;オージービーフ。日本で消費される国産牛肉は40%にすぎず、半分以上の60%が輸入牛肉です。その輸入牛肉の内訳を見ると、オーストラリアが35%、米国が20%、ニュージーランドが2%、その他2%(平成27年度農林水産省調べ)となっています。黒毛和牛から比べると半値以下で、外食産業では大手牛丼屋や、ハンバーガー店等の大部分が輸入牛肉です。
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