落語「特効薬」の舞台を行く 五代目春風亭柳昇の噺、「特効薬」(とっこうやく)より
■五代目春風亭柳昇(しゅんぷうてい りゅうしょう);春風亭
柳昇(1920年〈大正9年〉10月18日 - 2003年〈平成15年〉6月16日)は、東京府北多摩郡武蔵野村(現:
東京都武蔵野市)出身の東京の落語家。本名、秋本 安雄(あきもと やすお)。ペンネーム、林
鳴平(はやし なるへい)。出囃子は『お前とならば』。数々の新作落語を創作した。右、柳昇似顔絵。
■歯科(しか);歯または歯に関連した組織に関する疾患を扱う診療科である。歯科処置の大半は人体に侵襲を伴う外科行為である。一般歯科、矯正歯科、口腔外科、小児歯科を総称して歯科と呼ぶこともある。
診療科としての一般的な歯科は、虫歯や歯周病を中心とした口腔内の疾病を受け持っている。診療形態の大半は診療所であり、行われる処置もエプーリス(歯肉靱帯より生じた歯肉の腫瘤)除去やインプラント埋入術など、入院を伴わない小手術や、歯牙に限局した疾病であることが多い。
日本においては、医師と歯科医師で免許が分かれているため、法的には医師が歯科医業を行なうことが出来ない。
■精神科(せいしんか);(英語: Department of Psychiatry)とは、医療機関における診療科目の一つである。精神障害・精神疾患・依存症・睡眠障害を主な診療対象とする。
■睡眠障害(すいみんしょうがい、英: Sleep disorder);人や動物における睡眠の規則における医学的な障害。一部の睡眠障害は、正常な身体、精神、社会や感情の機能を妨げるほど深刻となる。長期的に持続し、著しい苦痛や機能の障害を伴っているものが精神障害と診断される。長期的に持続し、著しい苦痛や機能の障害を伴っているものは、精神疾患と診断される場合もある。明らかな原因が判明せず、入眠や睡眠持続が難しい場合には、不眠症とみなされる。不眠症には、睡眠の維持の問題や、疲労感、注意力の減少、不快感といった症状が長期間にわたるという特徴がある。不眠症の診断のためには、これらの症状が4週間以上続いていると適用される。
■夢(ゆめ);睡眠中あたかも現実の経験であるかのように感じる一連の観念や心像。睡眠中にもつ幻覚のこと。
■手術(しゅじゅつ);頭に穴を開けると雨が溜まり、ボウフラがわき、金魚を入れる、なんてまるで、落語「あたま山」みたいです。
■ボウフラ;カ(蚊)類の幼虫。多く汚水中にすみ、腹端に呼吸管を持つ。盛んに運動し、腐敗有機物を食う。蛹(サナギ)も運動性があり、2本の呼吸角があるところから「おにぼうふら」といわれる。水面で羽化して成虫となる。ぼうふり。ぼうふりむし。金魚などの魚の餌になる。
■ゾルベ ベルゲ ワーゲン;煙草「ゲルベゾルベ」のもじり。25年前に輸入中止となった幻のたばこ、
ドイツの「ゲルベゾルテ」。毒入りワインで有名な不凍液「ジエチレン・グリコール」添加が原因とか?
。両切り煙草で、断面が楕円形をしていた濃厚な味の煙草。
左:ゲルベゾルベのパッケージ 右:フォルクス・ワーゲン・タイプⅠ愛称カブトムシ
■飲み薬;内服薬=飲んで効果が出る薬。これには粉薬、シロップ剤、錠剤、カプセル剤等があります。
■丸薬(がんやく);ねり合わせ、固く小さく丸めた薬。錠剤の内で、球形になった錠剤。歴史のある薬に多く、仁丹(右写真)、万金丹、保壽仙勇丹、七ふく、小田原ういろう、落語「鰍沢」に出てくる妙法寺毒消しの妙薬、などの漢方薬に多い。
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