落語「半分垢」の舞台を行く 五代目古今亭志ん生の噺、「半分垢」(はんぶんあか)より
■釈迦が嶽;釋迦ヶ嶽雲右衛門(しゃかがたけ
くもえもん、1749年(寛延2年) -
1775年3月15日(安永4年2月14日)は、出雲国能義郡(現在の島根県安来市)出身で朝日山部屋及び雷電部屋に所属していた江戸時代の大相撲の第36代大関。本名、天野久富。
写真左、深川・富岡八幡宮にある長身碑、釈迦が嶽の頭の先まで届かない。同、手形、小さい手ではないのだが・・・。
■江戸相撲に上方相撲;現在の日本相撲協会の前身として、人的・組織的につながる相撲興行組織は、江戸時代の江戸および大坂における相撲の組織。この他に、京都相撲、名古屋相撲、広島相撲があった。
上図:歌川豊国(三代)画「東ノ方土俵入之図」弘化2年(1845)。
「勧進大相撲土俵入り之図」
■一斗樽(ひとだる);容量の単位。1斗は1升の10倍で、18.039リツトルに当る。その液体(醤油・酒)を入れる樽。
中央の樽が四斗樽、左がその薦被り、右の陶器製の樽が一斗樽。台東区、旧吉田屋酒店にて。ま、大きな顔だこと。杉樽だともう一回り大きくなります。
■格子(こうし);細い角材を縦横、あるいはそのどちらかの方向に間をすかして組んだもの。窓に付ける。また、出入口に取り付ける格子に組んだ建具。格子戸=格子を組み込んだ戸。
■三島の宿(みしまのしゅく);東海道五十三次の11番目の宿場である。 現在の静岡県三島市にあった。本陣2、旅篭数74。江戸幕府の天領であり、宝暦9年(1759)までは伊豆国統治のための代官所が設けられていた。江戸から行くと、箱根の峠越えを終えてホッとしたところに右手に現れる富士山。その宿での富士山は素晴らしいものであったろう。
明治時代の「富士山 湖水」(部分) 写真・江南信國写。
新幹線に乗っていても、飛行機に乗っていても、富士山が見られたらラッキーな気持になります。
2018年1月記 前の落語の舞台へ 落語のホームページへ戻る 次の落語の舞台へ |