落語「仏師屋盗人」の舞台を行く
   

 

 桂南光の噺、「仏師屋盗人」(ぶっしやぬすっと)、別名「にかわ泥」より


 

 さて、夜夜中(よるよなか)でございます。よその家の表の戸を鋭い刃物を持ちまして開けてるやつがございます。

 「(ベリバリボリ)」、「あれ? ネズミやと思たら、誰や知らんけど、うちの表の戸こじ開けてけつかんねや。何をすんねんな。戸、外れてしもたがな、誰や入って来たで、どちらはんです」、「夜夜中、人の家へお前、戸をこじ開けて入って来とんねん。おら、盗人じゃッ」、「まぁまぁ、そこへ掛けとくなはれ」、「何をぬかしてけつかんねん、おいッ、明りを点けぇ、明りを」、「今寝起きでっけどね、暗がりでよぉ見えてまんねん。明りはあんたが要りまんねんやろ? あんた自分で点けなはれ」。
 「初めての家、どこに何があるやら分らん?」、「わたしが教えたげます、手を上へあげてもろたら鴨居に当たります、その鴨居に沿ってね、ズ~ッと右の方へ行きなはれ、ほな棚があります。そこにね、手燭や火打ち石からありまっさかい。そんなに急いだら棚に打つかるよ。ほら打つかった、痛かっただろ」、「(火打ち石を打つ)さぁ、明かりが点いたわい、ビックリすなよ。明かりをここへ置いといて、さぁ、ビックリさすぞ、おッ見て見ぃ、二尺八寸ダテには差さんわい。どうじゃ」、「ほぉ~、ドス抜きなはったなぁ。わたい職人でんねん、あんた嘘ついたらあきまへん。二尺八寸? 今計ったら一尺八寸しかおまへんがな、分かりまんがなあんた」、「やかましわい、このガキゃ、恐がったらどないや、抜き甲斐がないやろ」、「恐がらなあきまへんのん? コワイコワイ」、「ほかに恐がりよぉがあるやろ、ホンマに」、「注文が多いんでんなぁ」、「あほらしなってきた(刀をしまう)」、「あらら、もぉなおしなはったんですか」。

 「おいッ、ゴジャゴジャ言わんと、早いこと出すもん出せッ」、「分かっとります、銭でっしゃろ。その前に、初めて会った人にこんなこと言うの、なんでんねんけどね、わたいの頼みもちょっと聞いてもらえまへんやろか」、「俺に頼みて何やねん」、「寝起きにいつも煙草吸うのん、ところが今見たら煙草切らしてまんねや。煙草持ったはったら一服よんでもらえまへんやろか」、「煙草かい、ほら、吸いさらせ」、「あんた心根の優しい人でんな~。あら『懐持ち』、だいたいお宅ら商売柄『腰下げ』が多いでっしゃろ? これ、煙草入れが印伝、鹿の皮使い込んだら良うなりまんねがな。キセル見してもらいまっさ、あら『銀のノベ』、こらええもんでんな~。どこで盗みはったんでっか? えッ、買わはりましたん? あら~、やっぱりお宅らでも、物買うことおまんねんな」、「ゴジャゴジャ言わんと早いこと吸いさらせ」、「よばれま、ちょっと火がおまへんので、その手燭の火、こっち貸しとくなはれ。(スパッ、スパッ)おいしおますわ。こんなええ煙草、わたい吸ぅたことないね、これあんた買うにしたかて、気の要らん銭で買いますわな」、「嫌らしいことぬかすな。おいッ、ゴジャゴジャ言ぅてんとな、早いこと出すもん出せ」、「出さしてもらいます。すんまへん、もぉ一服よばれてよろしいでっか、これで終わりにさしてもらいまっけど」。
 「そっちの板の間へ行とくなはれ、仕事場でんねん。そこの隅にねぇ『三つ引出し』いうて引き出しが三つ付いた小っちゃい箱がおますやろ。それの一番下ちょっと開けとくなはれ。銭入れてまんねん、なんぼあります? え? 一両二分とちょっと余り、そんだけしかおまへんねや。すんまへん、今日はね、一両二分だけ持って帰ってもらえまっか? あと細いやつ置いといてもらいたいんだ。煙草買いまんねん明日。あ~、戸だけちょっとね、はめて帰っとくなはれや頼んます」。「返さんかいこらッ」、「何をです」、「煙草入れ返せ」、「あッ、これ? 覚えてた」。

 さぁ、盗人も相手があんまり落ち着いてますんで、「ウロが来た」ちゅうやつでございます。そのまま表へス~ッと逃げりゃよかったんでございますが、何を思いましたか、奥の間との取り合いの障子をシュ~ッと開けますと、目の前に大入道(おぉにゅ~どぉ)がズボ~ッと立ちました。びっくりしまして、「何じゃい」思わず刀を抜いて、ズバ~ッ(ゴロッ)。「おい、何をしたんや」、「この障子開けたら大入道が出よった。せやさかい、おら首切り落としたったんじゃ」、「こんな家に大入道がおるわけないやろ、よ~見てみい明かり当てて、仏像や仏像。俺はな、仏師屋や。仏さんこしらえたり、直すのが仕事や。大和の寺から賓頭盧(びんずる)さんの首の落ちたやつ継いでくれちゅうて持って来よったんや。それを継いどいたんや、それまたお前落としてどないすんねん」、「ビンズルさんか?こらえらいすまなんだなぁ」。
 「待てぇ!あのな、これ直して帰れ」、「わしゃこんなんよう直さん」、「最前お前にやった一両二分の金は、このビンズルさんの直し賃や、明日取りに来よんねや。それお前、銭だけ持って首落として帰る、そんなアホなことあるかい。俺がするけど手伝(てった)え。お前が落としたんやから手伝えちゅうねや」、「わしこんなことようせんで」、「俺の言うとうりしたらええねや。あのな~、七輪があるやろカンテキ、それ出してきて、そこの紙屑と木の屑と炭と空消(からけし)入れて火いこせ。な、火がいこったら、棚にあれあるやろ、膠(にかわ)、そのコテコテの鍋、それ掛けて、ニカワが沸いたら、わしを起こせ」、「えぇ? お前、寝んのんか」、「当たり前やないかお前、ニカワが沸いたら起こせ」、「な、何でこんなことなんねん」。

 「おい、ニカワ沸いたで」、「おうそうか、われ逃げんとニカワちゃんと沸かしたんか。お前心根のある人間や、ご苦労はん、ほな俺が直すさかいな、落とした首ちょっとこっち持って来い。よしよし、いよッとしょッと、こっちの胴のほうや。おいッ ボ~ッと立って見てんねやあるかい、元はと言うたらお前の仕業やろ。『暗がりで仕事がしにくい』ちゅうてんねん、明かりを持って来て当てんかいアホンダラ」、「これでよろしいか?」、「こんな横へ来てどないすんねやお前、前へ回れ前へ、ダァホ」、「何でそないボロカスに言われんならんねん」、「それぐらい気い遣えちゅうねん」、「ほんでニカワ持って来いニカワ、こっちに塗らないかんさかいニカワこっち持って来い。おいッ、これお前が沸かしたんか?うまいやないか。こ~らちょ~どええ具合や。なかなかお前、腕確かや、勘がええねん。暇なときまた手伝いに来い、使こたるさかい。その代わりちゃ~んと駄賃払ろたるわい。首も着いた、ご苦労(くろ)はんごくろはん、ニカワの鍋、棚へ戻して、そのカンテキの火いやとか、それみな火消し壷入れて片付けとけ。火事出したらいかんさかいな。ご苦労(くろぉ)はん」。

 「これで終い? へぇ~、こんだけでお前、一両二分もらえんのん? ボロイ仕事やなぁ」、「わしゃこんだけのことせんと金もらわれへん。お前何もせんと、その銭持って帰んねやないか、どっちがボロイかよ~考えてみい、ドアホ。ほら、早いこと一両二分持って去(い)ね」。
 「親方、えらいすんまへん。一両二分返しますわ」、「銭盗りに来たんやろ、持って帰れッ」、「一両二分返しまっさかい、頼み聞いてもらえまへんやろか」、「どんな頼みやねん」、「いずれ、わたいが盗人してて捕まった時にね、親方来てもらえまへんやろか」、「何で俺がお前とこ行かんならんねん?」、「いや、わたい捕まってね、首落とされたら、継いでもらいたいんですわ」。

 



ことば

泥棒話;マクラから、十両のお金を盗みますと、それで「打ち首」。首を落とされるんでございますね。こら分かりやすいですわ、十両盗んだら首落とされまんねん、二十両でも三十両でも五十両でも落とされることに間違いないわけでございます。
  で、これがひとつの目安になっておりましてね、ただ、この十両を盗んで貧しぃ人にあげたとか、親孝行のためにしたとか、関係ないんでございます。 とにかく、十両盗んだらズボッといくわけでございます。泥棒のほぉも考えましてね、「ほな、十両盗まなんだら首は落とされへん」 と。で、十両の手前で、九両と三分二朱盗んだやつがおるんでございます。 あと二朱で十両なんでございます、お役人がこれ見て、「おのれまぁ、どぉしてくりょ~(九両)、三分二朱」と、こんな風に歌を詠んだ、てなこと言われておるんでございますけれども。
 オチに繋がってくる枕の噺です。

夜夜中(よるよなか);「夜中」を強めていう語。まよなか。夜ふけ。

鴨居(かもい);和室の襖や障子などの建具を立て込むために引き戸状開口部の上枠として取り付けられる横木。建具を滑らせるために溝を彫られる。下部に取り付ける敷居と対になっている。簡単に言えば上部に渡されているレールや溝の付いた水平材のこと。ドア等の開き戸の場合は上枠という。施工業者の間では、開き戸のものも全て鴨居と呼ぶこともある。 また、鉄道車両においては、客用扉上部のスペースのことを指すことがある。

手燭(てしょく);〈ぼんぼり〉は、はじめ広く灯火、茶炉(さろ)などに取りつけたおおいのことであったが、ついで小型の行灯(あんどん)をいうようになり、後にはもっぱら紙・布などをはった火袋を取りつけた手燭(てしよく)または燭台を呼ぶようになった。手燭や燭台はろうそくを用いる灯火具で、普通には灯台のように裸火をとぼしたが、その炎が風のためにゆり動かされ、吹き消されたりするのを防ぎ、かつ失火のわざわいを避けるために、行灯のようにこれに火袋を取りつけた〈ぼんぼり〉が考案された。

 

 左、手燭。 右、和紙で囲まれた消えにくい手燭。

火打ち石(ひうちいし);石英の一種。玉髄に似て不透明、灰白色・黒色・褐色で、これに鉄片を打ち合せれば火を発する。古来、火打道具として用いた。
 ヨーロッパの石器時代には黄鉄鉱(パイライト。ギリシャ語で火の石という意味)や白鉄鉱の塊にフリントを打ちつけて火花を飛ばし、発火具とした考古学的な資料もあるが、鋼鉄の火花と違って温度が低く、木と木をこすり合わせる摩擦発火具に比べて必ずしも効率がよくはなかった。古代以降は鋼の火打金と硬い石を打ち合わせる発火具が普及した。 火打石による発火の原理は、火打石を火打ち金に打ち付けることによって剥がれた鉄片が火花を起こすもので、火打石同士を打ち合わせても火花は出ない。火打ち金を削ることができる硬度があればよいので、火打石の材質は玉髄、チャート、石英、ジャスパー、サヌカイト、黒曜石、ホルンフェルスなどが用いられた。江戸時代の火打道具のブランドとしては、京都で吉久、明珍、江戸で本桝屋、九州で豊前小倉大道、幕末には江戸市中で大流行した上州吉井本家などがあり、吉井本家の火打石は現在も神仏具として、あるいは体験学習用教材として、形を変えて東京の墨田区内で作られている。

二尺八寸ダテには差さん;昭和前期まで博徒やヤクザの伝統的な喧嘩道具に使用された粗製の短刀を隠語で「ドス」と称し、金に困った一部の包丁鍛冶などが作ったと言われている。ドスの中でも長い物(1尺8寸超)は特に“長ドス”と呼ばれる。二尺八寸(約84.8cm)と一尺八寸(約54.5cm)では、30cmも違いますから見ただけで違いは分かります。

ドス(どす);短刀の俗称。短刀(たんとう)は、長さ一尺(約30.3cm)以下の刀の総称。刀身の長さが一尺を超えるが短刀の様式を持つものは、特に「寸延短刀(すんのびたんとう)」とも呼ばれる。
 この噺の泥棒さんの刀は一尺八寸なので長ドスになるのでしょう。

懐持ちと腰下げ(ふところもち こしさげ);

たばこを携帯する袋から出発したたばこ入れは、きせるも合わせて持てるように専用の筒がつけられ、機能的になりました。さまざまな形のなかで、代表的なものは腰に提げる「提げ(さげ)たばこ入れ」と着物の懐(ふところ)に入れる「懐中(かいちゅう)たばこ入れ」です。特に、提げたばこ入れは、腰まわりの装飾品として庶民に愛用され、個性的なものも作られました。また、たばこ入れの発達は、他の袋物の発達にも大きな影響を与えました。

たばこ入れの各部名称

たばこ入れ(江戸初期〜後期)

懐中(かいちゅう)

 主に武士・女性が着物の懐に入れて使用しました。

懐中(かいちゅう)

 

 

 
 たばこと塩の博物館より

 

印伝(いんでん);(Indiaポルトガル・Indi nオランダ)、 印伝革(応帝革=インデア革)の略。羊または鹿のなめし革。細かい皺(シボ)があり、肌柔らかで、多く漆で模様を描き、袋物などにつくる。山梨県の名産。甲州印伝。
 鹿革はその柔らかな感触が人肌に最も近いとされ、軽く丈夫なことから、古より生活の道具や武具などに使用されてきました。革の加工技術が進んだ奈良時代には燻べ(ふすべ)技法で文庫箱(東大寺蔵・国宝)がつくられています。 武士が台頭する時代には燻べや染革の技法でさまざまな模様を描いた鎧や兜がつくられ、武将の勇姿を飾りました。甲斐を治めた武田家ゆかりの品として伝わる鎧兜がその好例。小桜模様の装飾革で華やかに彩った様は、武勇の誉れ高い武田家の威光を物語るものとして伝わっています。
 燻べ革=松葉の煙でふすべた革。地を黒くし、白く模様を残す。くすべがわ。

銀のノベ(ぎんののべ);純銀で作られた、中間にラオ(竹管)が入らない一体型の煙管。高価な物でしょうね。

  

 上写真、銀のノベ煙管二種。 たばこと塩の博物館蔵

三つ引出し(みつひきだし);三段の引き出しの付いた小型の物入れ。

一両二分(1りょう2ぶ);毎回出てくる江戸時代の貨幣単位。1両=4分、1分=4朱、金貨の数え方で4進法です。1両=現在の貨幣価値にして8万円。2分は、1/2両=4万円。一両二分=1.5両=12万円。

ウロが来た(うろがきた);うろたえてしまう。うろ=うろたえてすることも定まらぬこと。大阪ことば事典

大和の寺(やまとの てら);五畿内(きない)の一部。近畿地方の中央やや南寄り、現在の奈良県全体を含む地域の旧名。古代には奈良盆地内のみを意味し、吉野、宇智(うち)、宇陀(うだ)、東山中(ひがしさんちゅう)は、その後に繰り込まれたが、この地が大和政権発生の本源地であることから、日本全体を意味することばともなっている。その中にあった寺から修理の依頼が来た。
 七大寺=奈良にある七つの大寺、すなわち、東大寺・興福寺・ 西大寺・元興寺(がんごうじ)・大安寺・薬師寺・法隆寺の総称。七寺。南都(古都奈良の別称。京都に対する称で南京ともいう)七大寺 。
 十五大寺=南都七大寺に新薬師寺・不退寺・法華寺・超証寺 (超昇寺) ・竜興寺・唐招提寺・宗鏡寺・弘福寺の8
ヵ寺を加えている。

賓頭盧(びんずる);釈迦の弟子の一人。獅子吼(ししく)第一と称される。名がピンドーラ、姓をバーラドヴァージャ。名前の意味は、不動、利根という。十六羅漢の第一。バーラドヴァージャはバラモン十八姓の中の一つ。
 彼の説法が他の異論反論を許さずライオンのようであったため獅子吼第一といわれるようになった。優填王が仏教に帰依したのは、夫人の勧めという説もあるが、賓頭盧尊者の説法によるとも伝えられる。
 日本ではこの像を堂の前に置き、撫でると除病の功徳があるとされ、なで仏の風習が広がった。この像を「おびんづるさん」、「おびんづるさま」と呼んで親しまれてきた。ことに、東大寺大仏殿の前にある像が著名。
 獅子吼・師子吼=仏が説法するのを、獅子が吼(ホ)えて百獣を恐れさせる威力にたとえていう語。真理・正道を説いて発揚すること。

  

 写真左、東大寺大仏殿正面にある賓頭盧さん。 右、三津寺にある賓頭盧さん。

空消(からけし);木っ端を燃やし、水を使わず火のついたまま火消し壷の中に入れると、ちょうど柔らかい炭のようなものができる。新たに火をおこす時、これをつかうと早くおこせる。 消炭(けしずみ)。

(にかわ);古くは古代壁画や原始絵画の時代から使用され、現在でも日本画の制作においては、画面と絵具を接着するものとして重要な素材です。 原料は動物の骨、皮、腸、腱であり、それらを煮出し、コラーゲンという繊維質の高タンパク排出液を濃縮し、固め、乾燥させて造られます。現在は主に牛を原料とする牛膠がほとんどですが、日本ではかつて鹿の膠が多く使用されていたため、鹿膠という名称のみが残っています。その他、魚膠(にべにかわ)兎膠(主にテンペラに使用)等があり、世界各地の民族は各々に入手しやすい動物を原料として利用し製造をしていたといえます。
 膠の使用方法は多様で、一種を使用したり何種か混ぜたりと各々が使用しやすい方法を模索することが可能です。現在では樹脂系の膠も開発されており、強靱な定着が得られますが、一度硬化すると水では戻らないため、画面から絵具を洗い取るなどする場合は不向きです。保管については、古くなった膠は定着が弱まるため、大量購入を避け、風通しの良い冷暗所で短期間だけ保存するようにこころがけましょう。

 写真、固形のニカワ。これを細かく折って、鍋に入れ水で焦がさないように糊状にします。

カンテキ;関西弁で七輪のこと。 詳細な方言地域は不明ですが、おおよそ関西では「かんてき」と言ったようです。 通り過ぎる方をよく見かけます。 昭和20年代までに生まれた年配の方が多いようです。江戸では『七厘』と言った。



                                                            2021年10月記

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