落語「桃太郎」の舞台を行く 桂米朝の噺、「桃太郎」(ももたろう)より
■桃太郎の原話1 http://hukumusume.com/douwa/pc/jap/08/01.htm より
むかしむかし、あるところに、お爺さんとお婆さんが住んでいました。
鬼ヶ島では、鬼たちが近くの村からぬすんだ宝物やごちそうをならべて、酒盛りの真っ最中です。 おしまい
■桃太郎の原話2 http://yomukiku-mukashi.com/momotarou.html より
桃太郎のイメージの原型は『古事記』や『日本書紀』に登場する七代孝霊天皇の皇子吉備津彦命(きびつひこのみこと)と思われます。吉備津彦命は「四道将軍」の一人として山陽道を征服した将軍です。 伝説は昔話となり、吉備津彦命⇒桃太郎となり、
絵をクリックしてください。日本昔話アニメ【ももたろう(桃太郎)momotaro】 You Tubeより
■桃;春には五弁または多重弁の花を咲かせ、夏には水分が多く甘い球形の果実を実らせる。中国原産。食用・観賞用として世界各地で栽培されている。未成熟な果実や種子にはアミグダリンという青酸配糖体が含まれる。
■お化けや幽霊;ある落語家さんは噺の中で、お前みたいなブスは幽霊になれなくお化けになると言いました。
■元禄、天保、慶応、明治;年号で、元禄(げんろく)は1688~1704。5代将軍綱吉の時代”生類憐みの令”が実施されていた。街では町人文化が爛熟し、その中で赤穂浪士の討ち入りがあった。
■大和、河内、摂津、播磨;関西地方の旧国名。
■柴刈り(しばかり);芝生を刈ることではありません(笑)。柴刈りに山に行って枯れた木や枝または山野に生える小さい雑木を拾ってくること。薪や垣根にします。
■キビ団子;キビで作られた団子。キビは(キミ(黍)の転)
イネ科の一年生作物。インドの原産とされ、中国では古くから主要な穀物で五穀の一。古く朝鮮を経て渡来したが、現在はほとんど栽培しない。果実は、食用・飼料、また餅菓子・酒などの原料。粳(ウルチ)と糯(モチ)とがある。茎は黍稈(キビガラ)細工の材料。
■参議院(さんぎいん);日本国憲法における国会の両院の一。国会審議を慎重にする機能を担い、衆議院の解散中に緊急の必要が生じたとき、国会の権能を代行する。権限は衆議院に劣るが、解散制度はない。略称、参院。
米朝は自分の息子に、大学時代に進路を問われて「議員になれ」とアドバイスしたが、結果的には自分の弟子になっていた。
■仁、智、勇;儒学でいわれる3つの徳のことで三徳(さんとく)と言われる。
■ジョーク;ある日、おじいさんが山に芝刈りに、おばあさんが川に洗濯に行きました。と、川上から大きな桃がドンブラコ、ドンブラコ。家に持ち帰っておじいさんと二人で大きな刀でタテに切ろうとすると、なかなか切れない。
「どうしたんだろう」 力をふりしぼっても、刀はくい込んだままびくともしない。よく見てみると、 なんと桃の中で両手をあわせ、真剣白刃取りをしていた…。
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