落語「鏡代」の舞台を行く 二代目柳家つばめの噺、「鏡代」(かがみだい)より
■小噺程度のものだが、二代目柳家つばめが一席物にまとめた噺。
■考え落ち、つまり、色っぽいことを考える前に、おのれの顔と相談せよという“考え落ち”なのである。
■二代目柳家 つばめ(やなぎや つばめ);(1875(明治9)年2月11日 - 1927(昭和2)年5月31日)、本名、浦出 祭次郎。
■鏡(かがみ);通常、主な可視光線を反射する部分を持つ物体。また、その性質を利用して光を反射させる器具を指す。
古くは金属板を磨いた金属鏡が作られた。大量生産されるようになった鏡の多くはガラスの裏面を金属面にしたもので裏面鏡という。裏面鏡は金属面がガラスの内側にあるので傷みにくいが、鏡の裏側で反射する構造になっているため表面での光の反射の影響を受けてしまい像に多少のブレがある。一方、光学器械に使用される鏡は光を正確な位置に反射させる必要があるため金属やガラスの表面で光が反射するようにした表面鏡である。
上、ディエゴ・ベラスケス 『鏡のヴィーナス』
落語にも鏡を扱った噺「松山鏡」が有ります。また、次の456話「鏡」にも有ります。
2021年8月記 前の落語の舞台へ 落語のホームページへ戻る 次の落語の舞台へ |